合格への条件⑧ 頭を再度働かせる
みなさんは
勉強を1つ終えたあと
さっさと次に進んだりしてますか?
そういう飛び石的な勉強をしてるのなら
少し意識を変えた方が良いかもしれません
できれば、いや、是非
『再度考え直して、いったん確認し直して、再度頭に落とし込む』ということをやってみてください
(きちんと完結の形で)終わったのか?
(めんどうなのでとりあえず)終わらせたのか?
その勉強の瞬間瞬間はどちらの状況で勉強したのか?が自己判断できないものです
だからこその
再度アタックして
自分の中にダメ押しをして
できてることを実感してくださいね
(この時点であやふやなら、やり直すのは言うまでもないことです)
分かったフリをすると
あとで大きなしっぺ返しが待ってます
勉強した今の時点であやふやなことなら
つぶしやすいですし
時間や点数のダメージも少ないですので
結果、勉強効率を上げてくれます
あとで気がついても...
どこがどうなって分からなくなってきてるのか?が分からなくなりますよね(;´Д`)
→この症状は抜け出すのが困難なくらいにダメージを食らってしまいます...
勉強はしつこく繰り返すことが大切であるのは分かっていても、時間的な制約がありなかなか難しい現実もあります
その時(その場で)頭に残すことを実践して繰り返しの負担を減らしておくだけでも、後々ラクになってきますね
そういう意味での
勉強時の落とし込み確認を
意識して勉強してみてくださいね!
【高1高2の人へ】受験生としての意識を持つ
高1、高2の時は
時期にもよりますが
たとえ進学校に通ってたとしても
受験生としての自覚を持って行動(勉強)してる人はごく少数のように見えます
進学校に通ってる人にとっては、大学受験は普段から何かと話題になるだけあって、身近なものであるかもしれませんが、受験そのものを強く意識出来てる人はやはりごく少数のような気がしますね
(部活の先輩が大学入試に突入していたとしても、来年は私か...くらいにしか感じてないと思います)
大学受験のことを意識してもらうために
今日は大学入試の難しさを語ってみますね
(これを機に受験生としての自覚を持っていただけたらありがたいです)
アレコレをいっぺんに述べるのも難しいので今日は難易度に絞ってみます
現役高3生で
センター試験で80%以上を獲得するのは
(旧帝普通レベル大学の普通学部のライン)
偏差値60程度の高校でしたら...学年の2〜3%
偏差値70程度の高校でしたら...学年の約10%
センター試験で90%以上を獲得するのは
(国公立医学部、東大のライン)
偏差値60の高校でしたら...5年に1人
偏差値70の高校でしたら...学年に1〜3人
というところではないかと思います
(いくつかのサンプルからの結果ですが、概ねこんな感じだと思います)
(地方、都市部でも違いが出てきますので、平均して、と捉えておいてください)
センターって勉強をやったら誰でも高得点取れる、というイメージはとりあえずぶち壊しておいてください
全く生易しくありませんよ
そしてGMARCHや関関同立ですが...
偏差値60程度の高校では、ほとんどが不合格になってしまうレベルにあると思います
特に、同志社と明治は合格しにくいレベルにあります
(同志社は京大阪大の志望者が併願しますし、明治は早稲田の志望者が併願しますのでレベルがさらに上がるわけです)
(これも、推薦や地方都心の違いは除いて、あくまで平均として捉えてくださいね)
さらに
国公立旧帝、早慶レベルに『合格』となってくると...
とんでもなく難しい
というイメージを持っていただいててほぼ間違いないとは思います
特に旧帝の医学部は
とんでもなくを超えたレベルで難しい
とは覚悟しておいてください
もちろん、こういうレベルの大学に合格する人は普通に大勢存在されてるわけですから、可能性が0とかを言ってるわけではありません
ほとんどの高2、高1の方々は
大学入試に対してかなり甘い認識をされています
とりあえず勉強しておけば何とかなるでしょ!という気持ちで勉強していれば、たいていは痛い目に合ったり、ランク下げを余儀なくさせられる運命にあることを知っておいてほしいのです
国公立に行けたらいいな
は、たいてい地元の私立大学で終わります
旧帝に行けたらいいな
は、たいていはどこか地方の国公立になんとか合格orそこそこの私立大学で終わります
新高3になった時
クラスの周りの人たちが地元のトップ国公立を志望していたとしても、、、最後に合格を決めているのは、ごくわずかの人たちで、たいていは途中で私立大学へ転向したり、センターで脱落していったりしてるのです
甘い認識では
色んな意味で危険ですので
それなりのレベルの大学を目指すなら
1日も早く準備体制に入ってください
そして
準備が進んだ段階で、あの大学はラクかな
みたいなことを言えればいいとは思います
(周りが言ってるから、自分も乗っかるのはナシですよ。一部のトップレベルのできる人が言ってるようなセリフが自分にも当てはまるのか?をよく考えてくださいね)
(普段の学校での成績が出せてないという意味での)結果が出せてない人にとっては
相当ハードルが高いのだから
しっかりやらないと!
という気持ちで受験勉強をしていかないといけないと思いますね
早くから、入試の現実は厳しいんだ、という認識をして勉強していかないと本当に厳しい結果を突きつけられてしまうことを覚悟しながら、ハイレベルな大学を目指すなら目指してほしいですね
まだまだ関係ない
ではなく
もう色々関係してるんだ
という気持ちで受験に臨む体制に入っていただけたら、幸いです
【コラム】勉強の乱れは生活習慣の乱れから
生活習慣とくに就寝と起床の時間が乱れると、何となくだるい...今日はぼーっとしている...というような、違和感を感じたりしますよね
起床の時間が(遅い方に)ズレ
その分就寝時間がズレ
少しずつバイオリズムも崩れていき
気がついたら一週間ぼーっとしてた...
なんかずっと気持ちが乗らない...
という何とも言えない気だるさを覚えていくものです
そこから不安が生じ始めたり、上手くいかないのを自分や周りのせいにしていき、フラストレーションも蓄積されていったりします
こういう状況で受験勉強を進めていくことは極めて困難であったり、成果につなげにくいものとなっていったりします
食欲も落ちたり、エネルギーみなぎる状況にもなっていきますので
生活習慣の乱れを感じたら、早めに取り戻す必要があると思います
一概にこうしたらよい
というものはないかもしれませんが
ずっと病気をしなくて働き続けてきてる私がとりあえず実践してることが1つあります
それは
『何時に寝ても起きる時間は同じにする』
ということです
仕事などの予定が立て込んだり
飲みに行ったりしても
朝7時〜7時半に起きることは変えないようにしてます(30分程度は誤差なので気にしないでくださいね)
(もちろんたまに例外もありますが、遅い方にはズラさらないようにはしています)
それじゃ
寝不足の時は日中キツイよね?
と言われそうですが
キツイ時もありますしそれで大丈夫な時もあります、と答えておきますね
キツイ時も大丈夫な時も
夜には電池切れになりますので
早くに眠たくなってさっさと寝てしまい、7時〜7時半に起きた時には、リズムがリセットされたように感じれて一日を上手く過ごせるようになります
リズムのズレを一日で矯正してしまい
次の日にリセットできるようにしておけば
乱れの方に流されていかない気がします
目覚まし時計は基本的には使いませんが
「明日は7時に起きるぞ」とイメージして寝るようにすると、不思議と起きれるんですね
(→目覚まし時計の使用ももちろんOKですが、〇時に起きるというイメージをしておくことは大切な気がします)
リズムが乱れる=かなりのダメージ
という気持ちが根底にあれば
乱れも修正しやすいのですが...
そんなの関係なくね?って思ってたり
何時に起きようが勝手でしょ!
という気持ちのうちは修正が難しいかもしれません
(欲の方に流されてしまいますので...)
受験生だからこそ
睡眠時間のコントロールや
生活習慣リズムの修正は
1つのお仕事だと思って
取り組んでいただけたらと思っています
そういう意味で
学校に(そんなに眠くもなく)遅刻せず通えてたりする人は
勉強してる成果が発揮しやすく
本番で強かったりするような気がしますね
勉強するなら
こういうリズムのことも意識しておく
という意識をしておいてくださいね
【月刊シリーズ】3月の勉強の意識
【今度高3の人&勉強してなかった浪人生】
大学受験に向けての準備として、英語と数学を徹底してやり込む時期です
大学受験は上位大学や学部を狙うのは非常にハードな勉強を強いられますので、その試金石となる意味でも、しっかりスタートダッシュをしてくださいね
①英語の語彙力強化を徹底的にする
(最低600個、できたら1200個くらい)
→意味を最低1つは出せるように!
②英文解釈の基本←記事に入れておきました)を確認し、そのルールを簡単な英文で適用できるようにはしておく
(直訳がある程度できるようになっていれば英語は後がラクになります)
③数学の基礎的な公式や解法を確認する
(教科書レベルで十分ですので、基本的な例題レベルは頭の中に詰め込んでおいてください。N予備校の動画や坂田アキラ先生の参考書で一通りの分野の基本はやり込んでおくべきです)
以上の3つは絶対この時期にやっておくべきです
(入試当日から逆算すると、センターまで10ヵ月くらいしかないので、この時期にこのレベルのことをやっておかないと(やれてないと)他の教科のこともあり間に合わなくなる可能性が大です...)
【ある程度勉強していた浪人生】
受験が終わったばかりの3月は、色々と気が抜けてしまう時期ではありますが、浪人することになったのなら色んなケジメをつけて、3月はしっかり勉強をして軌道に乗せてください
(予備校の選択などもありますが、それだから勉強しないというのは関係ないとは思いますし、予備校などが始まる前にやっておくこともたくさんあるはずですので)
センター試験で...
①7割以下だった人は...
基礎学力が決定的に欠けていますので、難しい参考書や問題集をいったん捨て、基礎的な勉強をやり直した方がいいと思います
→すべての教科において基礎確認をしてください
英数に致命的な欠陥があるようなら、先にその2つをしっかりやり直した方がいいですね
②7割〜8割 だった人は...
→センター過去問をしっかりやり込み直して、何が原因で取れなかったのか?を見つめ直してみてください
このあたりから上の点数の人は、来年に点数的に全く伸びてないかもしれないゾーンですので、勉強の根本的な取り組み方を変えてでも対処するつもりで頑張っておく必要があります。はんで押したような繰り返しにならないための意識改革が必要かもしれませんので。
③8割〜8割5分前後だった人は...
ある程度の基礎学力はありますが、特に凹んだ科目があるようなら、まずはその科目をセンターレベルでいいので徹底的に潰してみてください
ある程度出来てた科目に時間を割くより、今のうちに苦手科目(点数が取れなかったという意味でも)だけに集中して、いったん良いイメージには変えておくべきです
医学部狙いの人なら、なぜセンター試験が上手く取れなかったのか?をしっかりこの時期に考えておかないと、かなりの確率でまた同じ鐵を踏むことになるかもです
→意識より行動基準を設定し直してみてくださいね
(センターなら何とかなる的な発想は切り捨てないと、練習することに熱が入らないと思いますので、量などを設定してそれをこなすことでその気持ちを払拭させていく、と考えてみてください)
まだ3月だから...
という意識はほとんど全ての受験生にあてはまるものだと思います
3月でエンジンをかける意識がない人は
4月も5月もなかなかエンジンがかからないものですし、その分あとで大変な思いをされてしまうことも多いですね...
受験生生活を選択されたのだったら
合格することを考えるのがお仕事になります
スタートダッシュのこの時期に
いかに勉強を軌道に乗せるか?
を考えてどんどん行動していきたいですよね
【コラム】世界史より日本史をオススメする理由
前回では日本史の勉強ルートについて書かせてもらいました
日本史と世界史のどちらを選ぶかについては、(あくまで私見ですが)日本史を推奨しています
初学者が世界史を勉強してセンター試験で95点を取ろうと思えば2年かかると思っています。だから1年で合格しようと思っている初学者にはおすすめできないです。
(日本史は1日3時間ほどの勉強で3~5ヶ月ほどです。もちろん個人差はあります。)
日本史も世界史と分量的には同じぐらいです。
ではなぜ世界史は推奨しないかをこの記事では話していきます。
① 適切な参考書がない
歴史の科目は分量が多く整理していかないと点に結びつかないです。
教科書では理解しにくいため、理解して整理するために詳しく書かれた参考書に取り組もうとします。
ところが、市販の参考書ではわかりやすく説明しようとするあまり分量がとても多いですね。
そのため、受験生が初学の状態で参考書だけで取り組もうとして挫折してしまうのではないかと思います。
一方、日本史には、以前推奨してた『日本史黒本』が武器としてあります。
この本は内容が過不足なく綺麗にまとめられていて、本の厚さもかなり薄いので大変使いやすいと思っています。
教科書に手を出さなくても、この本と過去問でセンター試験や早稲田の入試は突破できます。
② 身近ではない
義務教育で日本史は中心に触れているのに対して、世界史は実際には少ししか触れていません。
また、中学受験組では社会の中に歴史という形で日本史に触れています。
つまり、日本史のほうが有名な人物、時代の全体像を勉強しているため、とっつきやすいと考えています。
例えば、織田信長と言われればどこの時代で何をしたかぐらいかはわかりますよね?
ところがナポレオンはどこの時代で何をしたかがわからないですよね。
極端な例ですが、科目の身近さの違いのイメージを掴んでください。
このように日本史のほうがすでにある知識に積み重ねていけばいいので、世界史よりも勉強しやすいと思います。
(確かに知識レベルは日本史の方が細かいですが、出るものは日本史黒本に効率よくまとめてありますので、普段から眺めておけばそれほどマニアックには感じなくなります)
世界史は一回頭に入ってしまえば比較的点が取りやすい問題レベルになってることが多いです。
しかし、点が安定にとれる地点までいくのに大変ですし、入試当日までにその地点に到達しない可能性があります。
したがって、学校で世界史の授業で触れている、もしくは世界史が大好きな方が選択すべき科目なのかなと考えています。
ですので、歴史をこれからはじめて勉強しようと思っている方には日本史を推奨します。
【コラム】予備校に通うということ
予備校に通って再年度への再起を図ろうとする方は、一時より少なくなったとは言え、まだ相当数おられると思います
浪人=予備校通い
というのは
一つの安心感を得るための策としても考えうる選択だとも思います
この記事では
予備校に通う人が陥りやすい点を申し上げて、少しでもお役に立てたらと考えていますので、最後までお付き合いくださいね
予備校では、コース別にカリキュラムが組まれていて、たいていは出欠管理も徹底されているので、基本は授業がビッシリ埋まっている状況で学習していく環境となります
(高校とほぼ同じ環境となります)
当然、予習復習も当たり前のように要求されてきますので、授業をフル活用するための準備などに追われていきます
自分が埋めないといけない穴などはご自身で埋めていかないといけないので、それ用にも時間を捻出して割いていく必要があります
(例えば英単語や、数学の初歩的なことなどはご自身で勉強するしかありません)
ある一定の学力水準があることを想定した授業内容となりますので、そこまでの(授業では扱わない初歩レベルの)学力をご自身で埋めていかないと、授業にすらついていけない事態となってしまいます...
そして
英語、数学などは複数の講師が担当となることが普通なので、A先生とB先生とC先生では言うこともバラバラということはよくある話なので、自分がこの先生のスタイルで勉強することを自分で選択していく必要があります
(講師選択がすべてではありませんが、そこを気にするのが予備校生です)
夏期、冬期、直前期の多彩な講習も
早くから(例えば夏期の講習なら、5月終わりが締切となってたりします)申し込みが始まりますので、自分の様子がよく分からない段階で夏の講習を選択したりすることになります
講師の方々は、すごい能力を持った人もいれば、(...)そうでもない感じの人も多数おられますので、そのあたりは選択しないといけない部分なのかもしれません...
(本科生は、授業と講師の割り当てが最初からカリキュラム上決まってたりしますので、講習の時だけ選択できるような感じになってます)
模試が予備校では無料で受けさせてもらえるのはありがたいことですが、他の予備校主催の模試が、日程的に自由に受けれないことも多いので、そのあたりのバランスも考えておきたいところですよね
進路選択は模試データなどを見て判断されますので、模試ではしっかり点数を取って志望大学に対して大丈夫なラインを確保してとかないと、進路相談の際にけっこう厳しくおっしゃられますので、そこも考えて模試を大切にしておく必要がありますね
センター対策は11月後半くらいからでいいので、2次力をつけておくために授業自体を頑張って!というセリフは予備校あるあるですが...
センター試験は、自分にとって必要な点数を取るにはかなり厳しい試験ですので、日頃からしっかり準備しておかないと、トップレベルのクラスの人たちも進路変更を余儀なくされてたりしますから...
その時間をしっかり確保してご自身が計画的にやっていかないと、カリキュラムにセンター対策はほとんど含まれていないため、おざなりな対策になりがちとなりますので注意してください!
後期のテキストはぐんとレベルが上がってしまいますので、夏までに基礎レベルのテキスト〜入試標準レベルをしっかりやり込んでおかないと、後期の授業はまさに???の世界になってきたりしますし、模試やセンター対策にも追われて、予習復習を含めアップアップな状況になってる受験生が多いですね
テキストの問題量でさすがに受験を乗り切るのは厳しいと思いますので、予習復習をしながらも、ご自身でもしっかり問題演習を積み重ねておかないと、結果が出せる受験生になれるようには思えませんので、ここもしっかり考えておいて欲しいところです
(テキストがベース→自身の演習で力をつける という流れを作らないと、今の時代の高速処理型受験には対応しにくいとも思います)
(受験における)成果を出してる人は
元々それなりの学力を有してる人か
ご自身の演習メニューもしっかりこなしている人たちですので、そういう意味では予備校を上手く利用されてる人なのかなと考えています
(ご自身の勉強を予備校に丸投げしてついて行けば良い、という発想は高校の時のような状況になりかねないので、ご自身がしっかり意識して利用していくことを考えておいてほしいところです)
生活リズムを整える上で
通うという選択は良いことではありますし
上手く活用されて合格されてる方もたくさんおられますので、一概には言えませんが、利用されるご本人さんの意識と行動次第で、良くも悪くもなるのが予備校という場所なのでないかと思っています
そういう意味で
この記事を上げさせていただきましたので
そういう含みでお読みいただけたら、幸いです
【勉強の仕方のコツ】英文解釈ファーストステップ
英語の一文は、要素に分けてそれそれの要素の働きが分かったら、直訳までもう少しとなります
要素=名詞 or 形容詞 or 副詞 or 動詞
の4パーツしかありませんので
まずは4パーツに分けるためのステップを
紹介してみますね
細かいことを意識する前に
以下の大まかなことを先に押さえておいたほうが、汎用性が広く応用が効きやすくなりますよ
①前置詞+名詞は ( )にくくる
→形容詞か副詞の固まりになる
②副詞の単語や固まりは ( )にくくる
→副詞の固まり
③接続詞(and but or so for以外)+SV...は
[ ]にくくる
→(動詞or文or形容詞or副詞を修飾する)副詞の固まりとなる
(例外的に名詞の固まりも作れるものもある)
④関係代名詞(関係副詞)+(S)V...は
[ ]にくくる
→what(モノ、こと) how(方法)は名詞の固まり、それ以外はほとんど、名詞を修飾する形容詞の固まり
※関係詞の前にコンマがついている時は
左から訳していき、そしてそれは、などでつないで以下を訳すようにします
※疑問詞+(S)Vの固まりも[ ]でくくる
→名詞の固まりをつくる
(関係代名詞と見かけは同じですが、直前に修飾する名詞があるのが関係詞の固まり、直前に修飾する名詞が無ければ疑問詞の固まり、ということで見分けはつきます。what・howはどちらで捉えてもたいていは問題ありません)
⑤名詞+分詞は、分詞以下を( )にくくる
→分詞は形容詞の固まり
※分詞構文は副詞の固まり
※OCのパターンもあるので、分詞はいつも直前の名詞を修飾するわけではありません
⑥残った要素が、S、V、O、C候補になる
↓
↓
↓
S→文頭付近の『名詞or名詞の固まり』
(前に前置詞がついてるものはSになれない)
V→自動詞or他動詞のどちらか
時制変化をしてるor助動詞が前についている
(toが前についていたり、ingになってるものはVにはなれない)
O→他動詞のあとの『名詞or名詞の固まり』
(S≒Oの関係がある)
※他動詞には必ずOが必要です
→他動詞+前置詞+名詞+名詞なら
→他動詞+(前置詞+名詞)+名詞となり名詞が他動詞のOなります
C→名詞or形容詞
SVCなら、Vは自動詞で名詞or形容詞(S=C)
SVOCなら、O=Cの関係で多彩な形がある(→英文法ポイント参照)
↓
↓
↓
(文型と和訳の大まかなイメージ)
SV→SがVする
SVC→SはCだ
SVO→SはOをVする
SVO1O2→SはO1にO2をVする
SVOC→SはOをCにVする
※SやOを修飾する形容詞の固まりがついてるなら、そこを先に訳してSやOにつなげる
※副詞の固まりは先に訳してから、メインを訳すイメージでたいていはOK
単語の品詞が分からなくとも
骨格的な構造のイメージでも判断はできますが、単語を覚える時に品詞を覚えてないのは後々マズイですので、必ず品詞を確認してください!
固まりの品詞は基本的に決まってるものです
(補足1)
a(the) 形容詞,形容詞 名詞
( = a(the) 形容詞 and 形容詞 名詞 )
or
形容詞,形容詞 名詞(s)
という形がよく出ますが...
コンマで切らない!!ことがポイントです
ひとかたまりの名詞 と捉えてください
→❌ a(the) 形容詞,/形容詞 名詞(←これはダメ)
※ 『a(the) 副詞 形容詞 名詞』 もひとまとまりの名詞です
(補足2)
and/or は何と何を結んでいるのかを
正確に把握してください
→and(or)の直後にあるもの と同等の品詞を結びますので、しっかり探してくださいね
(→それでOKかは、意味などで決まりますので、まずは意味で確認してください。片方が原形のVでもう片方がVsというようなことはありえませんが...形で判断することが無理な時は多いです)
※V1...and (副詞) V2
という形には気をつけてください
(副詞は直後のV2にしか修飾してません)
※A,B (,) and C
というように、最後だけand(or)をつける三つ以上の並列の形は多いです
以上を知らないと
英語の一文を正確に捉えることはできなくなりますので、最低限のルールは覚えて、いつも「意識して」使うようにしてください!
以下の英文なら...
The mechanics of the seemingly simple task of turning a doorknob involve a variety of forces that the hand exerts on the knob and through it to the door.
↓
↓
The mechanics (of the seemingly simple task) (of turning a doorknob) involve a variety of forces[that the hand exerts ∧(on the knob) and (through it )(to the door)].
↑
↑
↑
前置詞+名詞を ( )でくくり、関係代名詞の固まりを[ ]でくくってみると...
①involve が他動詞で
SVOの構造だと分かります
(→SはOをVする と訳すのがベース)
②関係代名詞thatの固まりが形容詞の働きをしてOを修飾しています
(→訳す時は...関係代名詞の固まりを先に訳して、直前の名詞にダイレクトにつなげるといいですね)
③andが2つの前置詞+名詞をつないでいます
(→and 以下が、through it という前置詞+名詞なので、同等の前置詞+名詞を探してみると...on the knob が見つかるわけです)
前置詞+名詞を( )にくくるだけでも
構造がずいぶん見えやすくなることを知ってくださいね
※a variety of 〜(様々な〜)
でひとかたまりなので、
( )でわざわざ分解はしませんでした
④the seemingly simple task
→ the 副詞 形容詞 名詞 となっているひとかたまりの名詞
⑤本文中の
『名詞 of Ving・・・』
→ofは同格であり
(名詞=Vinq・・・)→Ving・・・で具体的な動作
『・・・をVするという名詞』
と訳します
あとは...it が何を指してるのか?が分かれば、直訳をすることができます
これは
京大2013の下線部和訳の問題でした
和訳を書くにはまだステップがありますが、要素に分けることができて、その要素が一文の中でどう働いているのか?を意識できたら、早く成長出来るとは思いますよ☆