合格への条件④ 必要のないことを排除する
大学受験の勉強において
出ない(出そうにない)内容(orレベル)に時間を割くのはナンセンスというのは理解されてるかと思います
ところがいざ勉強をし始めると、あ...これもやっておいた方がいいのかな...的な感情や、授業で説明された問題を何でも丸呑みするぞ的な気待ちで、参考書問題集も増やしながら色々と手を出したりしてませんか?
勉強の初期の段階でこういう気持ちになるのは分からなくもないですが...
1年(orそれ以上)勉強をやって、いったん受験を経験した人がそういう思いをしてるなら、それはまた同じ過ちを繰り返してしまうかもしれないことを覚えておいてください
困ったことに
人は勉強に関しては同じ失敗を知らず知らずのうちにやってしまうものです
↓
それを証拠に今までしっかり勉強をやって点数を取れて無かった人は、さらに勉強を積み重ねても同じような結果に終わっていませんでしたか?
(壁を超えられない状況のまま伸びたように見えて結果として元の位置に止まってしまっているという、勉強をやっててよくある状況です)
同じ過ちを繰り返さないために...
本当に意識してほしいことをこれから書いていきます
受験で大切なことは
「何に力を注ぐのが得策か?」
ということを常に考えて勉強で再現していくという姿勢です
粘り強く1つの研究を究めていくという学問フィールドの話をしているのではなく、多数の教科を良いバランスで学習していきテストという緊張を強いられる場面で自分が目指す大学の合格点を勝ち取る(もちろん1点でも足りなければ不合格となるわけです)入試という世界の話においては、ムダなことをしてるヒマはないと思うのです
(綺麗事ではなくリアルな話として耳を傾けてみてください)
合格しなければ
いくら努力をしていても何の評価も得られない入試という世界だからこそ、半年なり1年なりの学習期間で成果を出さなくてはいけないわけです
それなのに受験生の多くは
良い勉強法はないか?
どの参考書問題集をやればいいのか?
どの先生の授業を取ればいいのか?
ということを選択し(ダメならまた乗り換える...)勉強の矛先をふらつかせることに多くの時間を割き
身の丈に合わない(それも不必要と思えるレベルの内容の) 学習をしておけば大は小を兼ねるで合格できるだろう
という明らかに必要なことから逸脱しながら必要なことを「絞り」勉強する姿勢を回避してるような気がするのです
あなたが本当にしなければいけないのは、
合格するために必要な力の全てを「本当に」必要なことに注ぐことではないでしょうか?
ここで1つ例を挙げながら
モデルケースを見てみましょう
あなたが国公立医学部(行けるところならどこでも良い)志望で、
1年(〜3年)勉強してセンター試験で70%〜80%手前を取ってしまった受験生A君だとします
センター比率が少ない国公立医学部へ特攻をかけるつもりもなく、来年の受験を考えている2月だとしておいてください
ここでA君はどんな選択をして勉強していけば、来年のセンターで90%を取り、少しでも余裕を持って地方国公立医学部を合格できる流れになると思いますか?
少しA君になった気持ちで考えてみてください
これから浪人するわけですから
勉強時間を自分でコントロールするのか?
予備校などにコントロールしてもらうのか?
の選択に迫られるわけです
授業を受けながら学力を上げる選択肢ももちろんあるわけですが...
医学部コースに所属したとして
テキスト内容のレベルの高さ(本当にハードなレベル)と過密な授業メニュー(自習の時間はほぼない)で、予習復習「だけ」に追われ...
本当に必要な90%を取るためのセンター対策や志望校レベルで合格ラインである7割を取るための二次対策が満足に行えない...
また同じ過ちを繰り返したりしませんか?
受験生は1年あれば
何となくやってても学力が上がり
来年には合格できるところまで登りつめてることをイメージしがちですが
受験に対する考え方取り組み方を
根本的に変えないことにはほとんどが
「ただ勉強をやってただけで、結局、医学部合格には程遠いイメージ」で受験を終えてしまいます
あなたは地方国公立医学部を合格するための勉強をする受験生なわけです
・センター試験で88%〜90%を獲得するために
何をどうすべきか?具体的に「数字で」イメージしてますか?
・基礎〜標準クラスの問題のみで構成されてる二次試験で70%を獲得するために
何をどうすべきか?具体的に「数字で」イメージしてますか?
あなたは
1年という時間がありながら
医学部合格のための勉強をやりきれなかった
いわゆる要領の悪さが目立つ状況だったわけです
今のセンター試験レベルで7割〜8割辺りの点数で終わったということは、しっかり対策を立てての話であったとしても、極めて甘い対策をしていたわけです
(やってた、というのは言い訳です。基礎的な問題のみで構成されているセンターで取れなかったわけですから)
つまり
1年という時間を自分に本当に必要なことに「特化させて」集中させることが出来なかった状況なのです
あなたは
二次対策のために何をやってきましたか?
英語は国公立2次の問題を何問こなしましたか?
数学は基礎〜標準レベルの2次の問題で、最低7割取れる勉強をしてましたか?
それをテストなどで常々確認してきましたか?
理科はコスパに優れた教科ですが
普通の国公立の2次の問題で秋頃にコンスタントに8割以上を取っていましたか?
以上の質問にYesとハッキリ言えますか?
普通の記述模試で平均して70前後の偏差値はありましたか?
1度でもマーク模試で90%近く取れましたか?
...(;´Д`)
現実を直視してほしいがために
敢えて追い込むかのような言い方をさせていただきました
改めましてどのくらいやるべきか?
数字で示してみたいと思います
①国語を除いて、最低マーク模試を70〜80回
②センター過去問の今の課程のもの&旧課程で使えるものは追試を含めて5周(問題の角度まで覚えてしまったというくらいやり込む)
③国公立2次対策として
数学...基礎〜標準レベルの問題1000題(きちんと計算をやり切れるレベルにまで仕上げる)
(→半分くらいに減らすことは出来ますが方法は今のところヒミツです)
英語...国公立2次の問題300題(長文の意味もしっかり把握しつつ)
理科...問題集などを1冊潰して(中の問題はきちんと説明できる)から、基礎〜標準の国公立過去問を最低50年分ずつテスト演習
これで「やっと」戦える(合格できる)数字となります
(もちろん適当にやってるだけではダメで、やった問題は全て即座に説明できるようにする)
多すぎないか?
と思われますか?
それが見積もりの甘さだと考えています
これでも控えめに言ったつもりです
国公立医学部に合格した友達は
そんなにやってなかったけど...
その人は
結びつける(やったことを関連づけれる)のが上手いのです
(いわゆる地頭に抜群に優れた人or陰でガチで頑張ってて言わないだけの人です)
1年でセンター7割〜8割手前の人には
残念ながらその地頭は高いレベルで備わっていないと思います
(努力レベルも基準が甘いと思います)
(ハッキリ言ってしまい申し訳ありません)
教わってたり
任せていたら
ご自身の本当に必要な勉強は果たして間に合うレベルで終われるのでしょうか?
あなたに必要なのは
本当に必要なことに絞り不要なものを削除し
その後必死に頑張ってそれらを習得することではないでしょうか?