【コラム】予備校に通うということ
予備校に通って再年度への再起を図ろうとする方は、一時より少なくなったとは言え、まだ相当数おられると思います
浪人=予備校通い
というのは
一つの安心感を得るための策としても考えうる選択だとも思います
この記事では
予備校に通う人が陥りやすい点を申し上げて、少しでもお役に立てたらと考えていますので、最後までお付き合いくださいね
予備校では、コース別にカリキュラムが組まれていて、たいていは出欠管理も徹底されているので、基本は授業がビッシリ埋まっている状況で学習していく環境となります
(高校とほぼ同じ環境となります)
当然、予習復習も当たり前のように要求されてきますので、授業をフル活用するための準備などに追われていきます
自分が埋めないといけない穴などはご自身で埋めていかないといけないので、それ用にも時間を捻出して割いていく必要があります
(例えば英単語や、数学の初歩的なことなどはご自身で勉強するしかありません)
ある一定の学力水準があることを想定した授業内容となりますので、そこまでの(授業では扱わない初歩レベルの)学力をご自身で埋めていかないと、授業にすらついていけない事態となってしまいます...
そして
英語、数学などは複数の講師が担当となることが普通なので、A先生とB先生とC先生では言うこともバラバラということはよくある話なので、自分がこの先生のスタイルで勉強することを自分で選択していく必要があります
(講師選択がすべてではありませんが、そこを気にするのが予備校生です)
夏期、冬期、直前期の多彩な講習も
早くから(例えば夏期の講習なら、5月終わりが締切となってたりします)申し込みが始まりますので、自分の様子がよく分からない段階で夏の講習を選択したりすることになります
講師の方々は、すごい能力を持った人もいれば、(...)そうでもない感じの人も多数おられますので、そのあたりは選択しないといけない部分なのかもしれません...
(本科生は、授業と講師の割り当てが最初からカリキュラム上決まってたりしますので、講習の時だけ選択できるような感じになってます)
模試が予備校では無料で受けさせてもらえるのはありがたいことですが、他の予備校主催の模試が、日程的に自由に受けれないことも多いので、そのあたりのバランスも考えておきたいところですよね
進路選択は模試データなどを見て判断されますので、模試ではしっかり点数を取って志望大学に対して大丈夫なラインを確保してとかないと、進路相談の際にけっこう厳しくおっしゃられますので、そこも考えて模試を大切にしておく必要がありますね
センター対策は11月後半くらいからでいいので、2次力をつけておくために授業自体を頑張って!というセリフは予備校あるあるですが...
センター試験は、自分にとって必要な点数を取るにはかなり厳しい試験ですので、日頃からしっかり準備しておかないと、トップレベルのクラスの人たちも進路変更を余儀なくされてたりしますから...
その時間をしっかり確保してご自身が計画的にやっていかないと、カリキュラムにセンター対策はほとんど含まれていないため、おざなりな対策になりがちとなりますので注意してください!
後期のテキストはぐんとレベルが上がってしまいますので、夏までに基礎レベルのテキスト〜入試標準レベルをしっかりやり込んでおかないと、後期の授業はまさに???の世界になってきたりしますし、模試やセンター対策にも追われて、予習復習を含めアップアップな状況になってる受験生が多いですね
テキストの問題量でさすがに受験を乗り切るのは厳しいと思いますので、予習復習をしながらも、ご自身でもしっかり問題演習を積み重ねておかないと、結果が出せる受験生になれるようには思えませんので、ここもしっかり考えておいて欲しいところです
(テキストがベース→自身の演習で力をつける という流れを作らないと、今の時代の高速処理型受験には対応しにくいとも思います)
(受験における)成果を出してる人は
元々それなりの学力を有してる人か
ご自身の演習メニューもしっかりこなしている人たちですので、そういう意味では予備校を上手く利用されてる人なのかなと考えています
(ご自身の勉強を予備校に丸投げしてついて行けば良い、という発想は高校の時のような状況になりかねないので、ご自身がしっかり意識して利用していくことを考えておいてほしいところです)
生活リズムを整える上で
通うという選択は良いことではありますし
上手く活用されて合格されてる方もたくさんおられますので、一概には言えませんが、利用されるご本人さんの意識と行動次第で、良くも悪くもなるのが予備校という場所なのでないかと思っています
そういう意味で
この記事を上げさせていただきましたので
そういう含みでお読みいただけたら、幸いです