【勉強の仕方のコツ】英文解釈ファーストステップ
英語の一文は、要素に分けてそれそれの要素の働きが分かったら、直訳までもう少しとなります
要素=名詞 or 形容詞 or 副詞 or 動詞
の4パーツしかありませんので
まずは4パーツに分けるためのステップを
紹介してみますね
細かいことを意識する前に
以下の大まかなことを先に押さえておいたほうが、汎用性が広く応用が効きやすくなりますよ
①前置詞+名詞は ( )にくくる
→形容詞か副詞の固まりになる
②副詞の単語や固まりは ( )にくくる
→副詞の固まり
③接続詞(and but or so for以外)+SV...は
[ ]にくくる
→(動詞or文or形容詞or副詞を修飾する)副詞の固まりとなる
(例外的に名詞の固まりも作れるものもある)
④関係代名詞(関係副詞)+(S)V...は
[ ]にくくる
→what(モノ、こと) how(方法)は名詞の固まり、それ以外はほとんど、名詞を修飾する形容詞の固まり
※関係詞の前にコンマがついている時は
左から訳していき、そしてそれは、などでつないで以下を訳すようにします
※疑問詞+(S)Vの固まりも[ ]でくくる
→名詞の固まりをつくる
(関係代名詞と見かけは同じですが、直前に修飾する名詞があるのが関係詞の固まり、直前に修飾する名詞が無ければ疑問詞の固まり、ということで見分けはつきます。what・howはどちらで捉えてもたいていは問題ありません)
⑤名詞+分詞は、分詞以下を( )にくくる
→分詞は形容詞の固まり
※分詞構文は副詞の固まり
※OCのパターンもあるので、分詞はいつも直前の名詞を修飾するわけではありません
⑥残った要素が、S、V、O、C候補になる
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S→文頭付近の『名詞or名詞の固まり』
(前に前置詞がついてるものはSになれない)
V→自動詞or他動詞のどちらか
時制変化をしてるor助動詞が前についている
(toが前についていたり、ingになってるものはVにはなれない)
O→他動詞のあとの『名詞or名詞の固まり』
(S≒Oの関係がある)
※他動詞には必ずOが必要です
→他動詞+前置詞+名詞+名詞なら
→他動詞+(前置詞+名詞)+名詞となり名詞が他動詞のOなります
C→名詞or形容詞
SVCなら、Vは自動詞で名詞or形容詞(S=C)
SVOCなら、O=Cの関係で多彩な形がある(→英文法ポイント参照)
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(文型と和訳の大まかなイメージ)
SV→SがVする
SVC→SはCだ
SVO→SはOをVする
SVO1O2→SはO1にO2をVする
SVOC→SはOをCにVする
※SやOを修飾する形容詞の固まりがついてるなら、そこを先に訳してSやOにつなげる
※副詞の固まりは先に訳してから、メインを訳すイメージでたいていはOK
単語の品詞が分からなくとも
骨格的な構造のイメージでも判断はできますが、単語を覚える時に品詞を覚えてないのは後々マズイですので、必ず品詞を確認してください!
固まりの品詞は基本的に決まってるものです
(補足1)
a(the) 形容詞,形容詞 名詞
( = a(the) 形容詞 and 形容詞 名詞 )
or
形容詞,形容詞 名詞(s)
という形がよく出ますが...
コンマで切らない!!ことがポイントです
ひとかたまりの名詞 と捉えてください
→❌ a(the) 形容詞,/形容詞 名詞(←これはダメ)
※ 『a(the) 副詞 形容詞 名詞』 もひとまとまりの名詞です
(補足2)
and/or は何と何を結んでいるのかを
正確に把握してください
→and(or)の直後にあるもの と同等の品詞を結びますので、しっかり探してくださいね
(→それでOKかは、意味などで決まりますので、まずは意味で確認してください。片方が原形のVでもう片方がVsというようなことはありえませんが...形で判断することが無理な時は多いです)
※V1...and (副詞) V2
という形には気をつけてください
(副詞は直後のV2にしか修飾してません)
※A,B (,) and C
というように、最後だけand(or)をつける三つ以上の並列の形は多いです
以上を知らないと
英語の一文を正確に捉えることはできなくなりますので、最低限のルールは覚えて、いつも「意識して」使うようにしてください!
以下の英文なら...
The mechanics of the seemingly simple task of turning a doorknob involve a variety of forces that the hand exerts on the knob and through it to the door.
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The mechanics (of the seemingly simple task) (of turning a doorknob) involve a variety of forces[that the hand exerts ∧(on the knob) and (through it )(to the door)].
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前置詞+名詞を ( )でくくり、関係代名詞の固まりを[ ]でくくってみると...
①involve が他動詞で
SVOの構造だと分かります
(→SはOをVする と訳すのがベース)
②関係代名詞thatの固まりが形容詞の働きをしてOを修飾しています
(→訳す時は...関係代名詞の固まりを先に訳して、直前の名詞にダイレクトにつなげるといいですね)
③andが2つの前置詞+名詞をつないでいます
(→and 以下が、through it という前置詞+名詞なので、同等の前置詞+名詞を探してみると...on the knob が見つかるわけです)
前置詞+名詞を( )にくくるだけでも
構造がずいぶん見えやすくなることを知ってくださいね
※a variety of 〜(様々な〜)
でひとかたまりなので、
( )でわざわざ分解はしませんでした
④the seemingly simple task
→ the 副詞 形容詞 名詞 となっているひとかたまりの名詞
⑤本文中の
『名詞 of Ving・・・』
→ofは同格であり
(名詞=Vinq・・・)→Ving・・・で具体的な動作
『・・・をVするという名詞』
と訳します
あとは...it が何を指してるのか?が分かれば、直訳をすることができます
これは
京大2013の下線部和訳の問題でした
和訳を書くにはまだステップがありますが、要素に分けることができて、その要素が一文の中でどう働いているのか?を意識できたら、早く成長出来るとは思いますよ☆