文系に進もうとしている人へ
大学受験生、高校生の大半が悩むものの一つとして、大学選びがあると思います。
まず高校2年生くらいに文系、理系のどちらかを選択して、そこからどこの大学を志望するか、今の成績で先生や親と話し合ったり、またテレビや友達から聞いた大学が魅力的に見えたりするかもしれません。
ほとんどの高校生はよく知らないですが、正直文系の方は資格系を取りたいという人は除いて、どこの学部に行っても、そこまで変わりません。
まずほとんどの方が大学で勉強しません笑
大学生活の中心は勉強よりもむしろサークル活動や部活で回っていきます。
もちろん、高校時代に興味のあることを勉強できることは楽しいように思いますが、
高校生が思い描くその学問のイメージは大学で学ぶ学問のイメージより遥かに狭く、かけ離れているので、大学に入ってから「思っていたのと違った」ということが多々あります。
そもそも本当にその学問をしたいと思うのなら、授業でやる内容よりもはるかに濃く詳しい内容を本やインターネットから学ぶことができますし、その学部の教授の研究室に行って、質問したり、教えてもらうこともできます。
それに授業だけで、自分の知りたいことが完結できるということはほとんどないです。
ですので、自分がやりたい学部を優先するよりは、大学生活の4年間より10倍も長く付き合うことになるであろう就職先のことを考えて大学を選んだ方が良いです。
今は昔ほど学歴社会ではなくなったなどと、言われることもありますが、それは全くの間違いです。
なぜなら、大学受験という「課題」を試験日までの期間までにこなすということが、企業側にとって、きちんと仕事をしてくれるかどうかの指標として、一番測りやすく、ハズレを引く確率が低いと考えるからです。
また、大企業の社員は難関大学を卒業している方が多く、大学生を新卒で採用する立場になった際、自分と同じ大学の後輩を取りたいと考えることも多々あります。
自分の行きたい就職先の選択肢を広げるためにも、大学選びは、まず学部ではなく、大学で選ぶ方が賢明です。